特別お題「ベイブレードの思い出」
発売から20年以上の長きにわたり愛されている「ベイブレード」。
ベイブレードとの思い出は、私にとって弟たちとの思い出そのものです!
「3・2・1 ゴーシュート!」と言い合った、そのころを覗き見している気分で綴ります。
目次
メタルファイト ベイブレード
2008~2012年に展開された、ベイブレード第2世代にあたる「メタルファイト ベイブレード」。
私には弟が2人いるのですが、上の弟と遊んだのがこのシリーズです。お互い小学生のとき。
当時はただただ楽しくて遊んでいましたが、振り返ると色々な要素で惹かれていたのだなと思います。
シンプルなルール
何といってもルールがわかりやすい!
勝ち方は、
- 相手のベイをスタジアムからはじき出す
- 相手のベイより長く回り続ける
のどちらか(今はこれらに加えて「相手のベイをバースト(破壊)させる」があります)。
弟が好きだったカードゲームはルールを覚えるのに苦戦し一緒に遊べなかったのですが、ベイブレードはもちろん遊べました!
1回の勝負にかかる時間は早ければ数十秒、長くても数分ですから再戦だってなんのその。
勝ち逃げされるのが悔しくて、「あと1回!」「もう1回だけ!」と懇願するのはよくあることですよね笑
かっこいい名前
アニメや漫画がきっかけで星座を覚える経験は子供時代によくあることと思いますが、私の場合はベイブレードがそうでした。
メタルファイト ベイブレードでは、主に星座をモチーフとしてベイが作られているのですよね。
そんなベイの名前は「ペガシス」「サジタリオ」、それから「レオーネ」に「フェニックス」!
聞きなれないカタカナ語の魅惑の響きに、女児ながらときめいていました。
自分の誕生日星座がやぎ座なので、やぎ座モチーフのカプリコーネを気に入って使っていたのも覚えています。
楽しいカスタマイズ
ベイブレードといえば、パーツの組み合わせを変えてカスタマイズできるのも魅力の一つ!
この世代は初期を除いて5つのパーツでベイが構成されていましたので、持っているベイが1つ増えるだけで試せる組み合わせがグッと増えます。
それぞれのパーツに「アタック」「ディフェンス」「スタミナ」「バランス」のタイプがあることも相まって、どの組み合わせが強いか試行錯誤したものです!
弟の誕生日などでベイが増えた日には、時間も忘れて対戦…ということも。
たまには性能よりもビジュアル重視でベイを作ってみたりして、色んな楽しみ方がありました。クリアパーツが綺麗で好きだったなあ。
ベイブレードバースト
2015年から現在まで続く第3世代「ベイブレードバースト」には、下の弟がドハマり。彼は小学生、私が高校生のときで、発売初期のころです。
自分で遊ぶことはだいぶ減っていましたが、弟の熱の具合は横で見ていて楽しかったです。
壁一面の化粧箱
下の弟のハマりようは、上の弟のそれを凌駕するものでした。
わかりやすかったのが「箱」!
彼はベイが入っていた箱を、ひとつたりとも捨てようとしませんでした。そしてその保管方法は「壁に飾る」こと。
開いている穴に画びょうをはめて、部屋の壁にぷすり。また一つぷすり。ぷすり。
いつしか子供部屋の一角は、壁の上から下まで靴屋のごとくベイの箱で一杯になりました。
思えば、あれはベイブレードを視覚的に楽しむ彼なりの方法だったのかもしれません。
ベイの写真がずらっと並ぶさまは美しかったですし、綺麗なディスプレイはコレクション欲を刺激しますものね!
新しいベイを買ってもらって帰ってきて、せっせと飾る弟の姿が懐かしいです。
お泊りのお供
当時はたびたび祖父母の家に泊まりに行っていたのですが、そのとき彼が家から持っていくものといえばベイとスタジアムでした。
片手には大事なベイをぎっしり詰めた2段トレーの工具箱、もう片手にはスタジアムが少しはみ出たトートバッグ。
初めの頃は「それ全部持っていくの!?」と私も驚きましたが、しばらくすると当然の光景になり何も言わなくなりました。全部必要なんですよね。
ベイブレードはベーゴマを発展させたものということもあり、祖父母は進化したコマを面白そうに見ていました。そういったコミュニケーションを取れるのもベイブレードの良いところ!
旅のお供
お泊りのお供、それは旅行のときも例外ではありません。
旅行先のイオンでベイブレードの大会が開催されると知った弟は、例の工具箱と一緒に飛行機へ。
観光ルートにイオンを組み込んで、ホテルではシュートの練習。
翌日カーナビに連れられて、無事大会へ参加することができました!
見知らぬ土地での大会に私たちもドキドキです。
結果は優勝…とはいかなかったものの、本人は楽しそうでした。よかったよかった。
思い出としてのベイブレード
以上、姉弟の思い出を語る上では欠かせないベイブレードの思い出でした。
振り返ってみるとどんどん当時の光景が浮かび、途中から一人でホームビデオを見ている感覚で書いていました。
ベイ同士がぶつかったときのキン!キン!という音や、ちょっと手に残った金属の匂いなど、目にも耳にも鼻にもベイブレードの思い出は残っています。
by タカラトミー