エヌ氏がひとり

あの日を思い出すためのブログ

PayPayカード不正利用から再発行までの話

 

先日、初めてクレジットカードの不正利用に遭いました。

備忘録的な意味もこめて、起きたことを時系列順に記録しておこうと思います。

 

▼当時の利用状況

  • PayPayカード
  • PayPayあと払い登録済み
  • プラスチックカード発行済み

▼被害額

  • 約49,000円(14件の合計額)
  • 引き落とし前に対処したため支払いはなし

 

目次

 

8月5日

不正利用に気付く

スマホへの通知で気付きました。

Twitterを眺めていると、PayPayアプリから「PayPayカードのご利用ありがとうございます」と立て続けに3件の通知。

PayPayカードには「カード利用速報」という通知機能が8月3日に追加されたばかりで、早くもその恩恵を受けることになりました。

※利用速報は300円未満やApple Payの利用など、一部通知が届かない場合もあります。

 

「今は何も購入していないのになぜ?」と思いPayPayアプリを開きます。

ホーム⇒あと払い⇒請求額⇒利用明細で確認すると、全てAmazon.co.jpへの支払いでした。

しかも8月5日だけでなく、7月に何度もAmazonでの利用が。

…支払い予定額6万超え??

 

身に覚えのない利用はすべてAmazonだったので、Amazonで注文履歴を確認します。

これまでの注文を確認するも、カード明細と金額が合うものはありません。

そもそも、私のAmazonアカウントの支払い方法にPayPayカードは追加されていませんでした。

したがって

  • 誰かのAmazonアカウントで自分のPayPayカードが利用されている説

が濃厚となり、家族や友人が利用した線もなかったのでカード会社に相談。

 

PayPayカードへ電話

PayPayカードのヘルプ、

を見ても該当しなかったので、コンタクトセンター(0570-02-8181、窓口時間9:30~17:30[年末年始を除く])へ連絡。

 

ちなみに、上記の電話番号はナビダイヤルで有料です(20秒ごとに10円)。

一般回線の番号(093-330-8485、福岡市外局番)もあるとのことなので、人によってはこちらのほうがお得かもしれません。

 

運よく早めにオペレーターの方に繋がり、不正利用の可能性があると相談。

不正利用と思われる支払いについて、

  • 利用日
  • 店名
  • 金額

を伺いたいと仰っていたため、スマホをスピーカーにして利用明細を見ながらお伝えしました。

PayPayカードの明細はアプリでしか見られないので、これは事前に控えておくと良かったかもしれません。

 

オペレーターさんの話を要約すると、

  • カードの利用があったことは把握できた
  • しかし、誰が何に使ったかまではこちらでわからない(=不正利用と判断できない)
  • 利用があったお店に連絡をして、第三者の利用であることを確認してもらいたい

とのことでした。

「もしかしてお店への電話が先だった…?」と思いつつ、次は利用先であるAmazonへ電話です。

 

Amazonへ電話

不明な請求に関するヘルプ、

を見ても該当しなかったため、パソコンから「アカウントサービス⇒カスタマーサービスへ連絡」を選び、こちらのページから問い合わせを開始。

※スマホの方はAmazonアプリから右下の≡を押し、一番下までスクロールします。「カスタマーサービス」を押し、「その他のお問い合わせ⇒各種サービス⇒サイトの不具合⇒カスタマーサービスへ連絡」で進むことができます。

 

最初のページで電話をリクエストするか、チャットボットで

  • 「クレジットカードの不正利用」と入力
  • 「支払情報を確認または更新する」を選択
  • 「この件に関してご質問はありますか?」で「はい」を選択
  • 「電話でのサポートを依頼する」を選択

以上の操作をすると、カスタマーセンターから着信がありました。

 

オペレーターさんにこれまでの経緯を話すと、やはり利用のあった日付と金額を尋ねられたためお伝えしました。

「利用履歴を調べるため、PayPayカードをAmazonアカウントに一旦登録していただきたい」とのことだったので登録。

私のアカウントでは、これまで一度も利用がなかったことを確認していただけました。

 

その後カードの不正利用をしているアカウントも調べていただき、自分とは無関係の第三者である可能性が高いとのこと。

どこの誰が何に使ったか、まではプライバシー保護の関係で伝えられないとも仰っていました。

 

最後はオペレーターさんから、「第三者の不正利用であると認められたので、その旨をカード会社に連絡してほしい」と指示がありました。

もう一度PayPayカードへ電話です。

 

PayPayカードへ電話・2回目

例のごとくコンタクトセンター(0570-02-8181)へ連絡。

ここの通話は20分間となりました。

一般回線(093-330-8485)の存在を知らなかったことが悔やまれます…。

 

1回目とは別のオペレーターさんに繋がり、

  • 身に覚えのない利用があった
  • お店(Amazon)から第三者による利用と認められた

上記2点についてお話しました。

 

それから会社で調査を行うこと、不正利用されたカードの利用停止を行うことを伝えられ、カード再発行の手続きへ。

「再度の審査になるため、場合によっては再発行できないこともある」との言葉に若干ビビりつつ、必要な情報を伝えて電話は終了。

この後は書面などのやりとりになるとのことでした。

 

Amazonからメール

電話から数時間が経ったころ、以下に該当しないか確認するメールがAmazonから届きました。

  • サブスクリプションの自動更新による請求か
  • 友人、家族、またはアカウントを共有する第三者に起因する請求か
  • 1-Click購入を誤って実行したことによる請求か
  • 以前購入した未発送の注文のうち、最近発送されたものはあるか

返信が必要なメールで、いかに確認してほしいかということが伝わってきました。

これらを不正利用と思っての問い合わせが多いのでしょうか。

 

8月10日

書類送付の連絡

PayPayカードへ連絡してから5日後、書類送付の連絡がSMSで来ました。

登録住所へ異議申立書が送られるとのこと。

 

8月16日

異議申立書が到着

送付連絡から6日後、書類が届きました。

  • 1枚目:署名が必要
  • 2枚目:不正利用の内訳(訂正があれば記入)

これら2枚を同封の返送用封筒に入れ、その日のうちに投函。

返送期限を過ぎると支払いの必要が生じるとのことだったので、すぐに出しました。

 

8月17日

カード再発行

再発行申請から12日後、バーチャルカードの発行手続きが完了しました。

利用ガイドにはカードの再発行までにかかる日数について「通常10日前後」とありましたが、記載通りの日数でした。

 

8月21日

支払い金額の確定

7月分の支払い金額が、不正利用分を削除したもので確定しました。

8月分の支払い予定額も不正利用分は削除されており、支払いは発生せずに済みました。

よかった!

 

プラスチックカードが到着

プラスチックカードが届き、カード再発行も完了です。

不正利用に気付いてから2週間と2日、ようやく全対応が終了しました。

 

9月30日

調査結果の連絡

不正利用にあたる支払いの調査結果が封書にて届きました。

最初の問い合わせから8週間後のことです。

結果:キャンセルデータを受領

金額:44,747円

本件のお支払い:ご利用残高へ充当いたしました。

とのことで、やはり支払いは生じないようです。

記載されている金額は7月分のみでしたが、8月分も利用明細から削除されていました。

 

原因と対策

原因

JCBのこちらのページによれば、クレジットカード不正利用の原因には以下の4つが考えられるそうです。

  1. カードの紛失・盗難
  2. スキミング(カード偽造)
  3. クレジットカード情報の漏洩
  4. フィッシング詐欺

1はカードが手元にあり、紛失も盗難もされていないので除外。

2はリアル店舗で使ったことがなく財布から出したこともないけれど、可能性はゼロと言い切れない。

3は最も可能性が高い。

4はそういったリンクを踏んだ覚えはなく、可能性は低そう。

 

不正利用されたカードはネットショッピングでのみ使っていたので、十中八九どこかで情報が漏洩してしまったのではないかと思われます。

 

対策

前出のJCBのページにあった対策はこちら。

  • 署名欄があるクレジットカードの裏園には必ず名前を書く
  • 利用代金明細を確認する
  • 安全なサイトであるかを見極める

署名はもちろん書くとして、特に大事だなと実感したのは利用代金明細の確認です。

今回は身に覚えのない請求があまりにも多く、金額も高くなっていたためすぐに気付くことができました。

なにより、カード利用時に通知が来たことが大きいです。

 

しかし、もし数百円程度で回数も少なかったらと思うと考えものです。

わざわざ注文履歴などを確認せず、知らないうちに支払いまでしていたかもしれません。

カード会社によっては、不正利用発生から一定期間を過ぎると補償を受けられない場合もあるため、早めに気付くに越したことはないはず。

現在は、たびたび利用明細を確認するよう心がけています。

 

安全なサイトかを見極める、というのも大切だとは思います。

少なくとも、明らかに違和感のあるサイトでカード情報を入力するのは避けたいところ。

ただ最近は、Webスキミングなどといった「お店の正規フォームを使って情報を抜き取る」手法もあるそうです。

businessonline.trendmicro.co.jp

こうなるとユーザー側で完全に防ぐのは難しいので、いかに早く気付いて対処できるかがより大切になりそう。

 

おわりに

以上、PayPayカードの不正利用から再発行までのお話でした。

初めてのことで結構あたふたしてしまいましたが、PayPayカードとAmazonの両カスタマーセンターの方に丁寧な対応をしていただいて事なきを得ました。

この場を借りて感謝申し上げます。