いわゆる「どストライク」な軸を購入しました。
ありがとうパーカー。
パーカー IM スペシャルエディション アストラルミッドナイトCT
2019年2月発売の期間限定商品。
当時のスペシャルエディションはこの他にも3つの商品が展開されていたようで、計4種の内の1つです。
パーカーのIMスペシャルエディションの情報が届きました。来年2月中旬の発売予定。定価はオリジンブルーとイグナイトレッドは万年筆7,000円、ボールペン4,000円。パースメタリックとアストラルミッドナイトは万年筆10,000円、ボールペン5,000円です。 #パーカー #万年筆 pic.twitter.com/n1mrAj5R96
— 高級筆記具の専門店ペンタイム (@pentime0506) 2018年12月12日
上記とは別のTwitter投稿で一目惚れしてからしばらく探し続け、先日やっと手に入れることが出来ました!
自分が万年筆を始めた2020年の春ごろなら普通に流通していたことを知り、つくづく情報収集の大切さを感ぜられます。
これほど癖に刺さる軸、悩む間もなく即買いです。
軸デザイン
個人的な話で恐縮ですが、自分は星図デザインの商品に目がありません。
衝動買いは基本的にせず、1つの商品を購入するのに数週間数カ月をかけることもしばしばな買い物スタイルをとっているなか、星図だけは例外です。
見た瞬間「これは買う」と決まることがあります(そうなるのは星図商品の中でも限られていますが)。
アストラルミッドナイトはまさにその1つ。
- 星図
- 過度な文字装飾なし
- ファンシーな加工装飾なし
- ベース色が濃紺
求めている星図デザインとして完璧です。シルバートリムでベスト型なのも最高です。
避けがちだった矢羽根クリップも、この軸を生み出してくれたパーカーへの敬意からか、かっこよく見えつつあります。
加えて、柄の入れ方も技あり。
無地にそのまま印刷したり張り付けたりするのではなく、軸に溝を入れ凹部分に塗装を施すことで星図模様を描いています(プラモデルのスミ入れと同じ要領)。
それゆえ柄の剥がれを心配する必要がありません。
使用に伴い溝の塗料が落ちる可能性はありますが、ポロっと剥がれることがないのはありがたいです。
また、首軸の金属部分に加工が入っているのが嬉しい。
指紋を気にしてしまうタイプなので感謝しかありません。多分この加工がなければ観賞用として飾っていた可能性大。
ファーバーカステルのギロシェもこんな感じの首軸モデルが出たらな…なんて思っています。
書き心地
フローが潤沢で、すらすらっと書けるのが好みです。ニブの素材はステンレスであるものの、物理的な厚みを感じ満足度は高め。
デザインを抜きにしてもペンとして好きな1本です。
それこそ万年筆を始めたての頃は「そうは言っても鉄ペンはちょっと…」と思っていましたが、そうではないということが段々とわかってきました。
▼参考:万年筆のペン先は金の方が滑らかって脳死で思ってませんか?(えもちゃんねる)
ボールペン
先に入手していたボールペンと一緒に1枚。
ボールペンはより大きなスケールで星図が軸一面に描かれており、万年筆とはまた違ったデザインの良さがあります。
なおボールペン、万年筆のキャップ、万年筆の軸に使われているのはいずれも北天の星図です。
おわりに
星や天体をモチーフにした万年筆は様々ありますが、アストラルミッドナイトが現時点で最も好みであるのは間違いありません。
次点でセーラーのStarburst Galaxyと三光堂の空(ホワイト)。
三光堂創業90周年記念限定万年筆「空(そら)」です!
— 三光堂 Sankodo PenShop (@Sankodo_PenShop) 2018年3月25日
本日よりご予約の受付を始めます。
詳細は下記ホームページをご覧くださいませ。https://t.co/gX4cKKkDJb pic.twitter.com/KfwQ4NK6Ma
こだわりが強ければ強いほど好みの軸に出会える確率は下がってしまうわけですが、妥協するといざ手に入れた後の満足度が下がるのもまた事実。
例えば2022年12月に出たプラスとセーラーのコラボ商品は星空がモチーフだったものの、少々コテコテに感じられ自分には合いませんでした。
天体をテーマにした軸を出していただけること自体ありがたいことですが、欲を言えばもうちょっとスマートな天体モチーフ軸が増えてはくれまいか…と星に願います。