今週のお題「習慣にしたいこと・していること」
いつかどこかで書いたかもしれないけれど、夢日記をつけている。
かれこれ5年以上続けていて、毎日ではないが目覚めて憶えている日は書いている。
夢は面白い。
その時点での知識、経験、人間関係をベースに脳が作り出す、人生の二次創作。
新しいものや作品に触れるとデータセットが更新されて新しい要素が登場するし、インプットに乏しい日々を送っていると似たような人と風景が続く。
いかに面白かったかを伝えようとしてもうまく伝わらない、「自給自足」の言葉が実によく合う娯楽である。
娯楽といっても楽しい内容ばかりでない。
夢の中なら何でもできる、なんてことは全くなく、自分の言動は現実世界と変わらない。
言いにくいことは口に出せず、突飛な行動は滅多にとらず、ときには普通に失敗する。
それはなんだかつまらないように思えるが、だからこそ反省や学びを得ることがある。
目覚めたときに思う。
夢でよかった、と。
他方、夢らしく夢を見せてくれるときももちろんある。
憧れの人、疎遠になった人、亡くなった人、そんな会えない人に会わせてくれるのはいつだって夢だ。
聞きたかったこと、言いたかったこと、いろいろ話して勝手に満足する。
目覚めたときに思う。
現実ならよかった、と。
夢を夢のままにすることも、あるいは現実にすることも、目が覚めた自分には選べる範囲で選ぶことができる。
その可能性に気付かせてくれるかくも魅力的な存在を、記録せずにはいられない。