2週間悩んだ末に買いました。
セーラー万年筆四季織 雪月空葉 「雪椿」
2020年12月で生産終了、すなわち廃番になった万年筆。
同じ雪月空葉(せつげつそらは)シリーズの「名月」と並んで人気の高いペンでしたが、雪椿のみが廃番となってしまいました。
▼こちらの方が百貨店のセーラー担当の方から聞いた話によれば、軸素材である赤いラメが入手できなくなったためのようです。
軸に使われている赤ラメが手に入らなくなるからだそうです。気に入っている万年筆なので寂しいです
— ヘいず (@h_Kreml1n_z) 2020年12月22日
そんな雪椿を、とある文房具店で発見しました。
よく今まで残っていた…。
最近はプロギアスリムにヘリテイジ912に、過去最高のペースで万年筆を購入していたので、その場で買うかどうかの決断はできませんでした。
そして2週間悩みに悩んだ末…購入!
白軸赤ラメ
雪のごとく白い軸に、椿に見立てた小さな赤いラメがちりばめられています。
こうして眺めると本当に綺麗です。
赤いラメはもちろんのこと、透け感のある白が好きです。
尾栓は黒なのですが、軸との接合部でその色がちょっぴり透けているんですよね。
ここから醸し出される透明感!
雪が溶けて固まって、氷になっているあの感じ。
字幅EF
現在セーラー万年筆の四季織シリーズは、
- ひさかた
- 月夜の水面
- 雪月空葉
- おとぎばなし
- 雨音
の5テーマで展開しています。
ひさかた:「さくら」「うちみず」「あかねぞら」「ほしくず」
月夜の水面:「夜桜」「夜焚」「夜長」「霜夜」
雪月空葉:「春空」「万葉」「名月」「垂雪(雪椿の後継品)」
おとぎばなし:「竜宮城」「織姫」「かぐや姫」「機織り鶴」
雨音:「春雨」「翆雨」「霧雨」「凍雨」
字幅ラインナップは
- ひさかた、月夜の水面
- 細字
- おとぎばなし、雨音
- 中細
- 雪月空葉
- 中細、極細
となっており、雪月空葉のみ極細があります。
今回購入した雪椿は極細でした。
店頭在庫限りとのことで選択の余地はなかったのですが、運よく未所持の字幅。
しかし廃番品という希少性、もったいなくて使えていません。
雪椿のボールペン
人気軸かつ廃番品の雪椿を2021年12月現在手に入れるのは、もはや運のようなところがありそうです。
ただそれは万年筆の場合で、ボールペンなら在庫があるお店はまだ残っています。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど、様々なネットショップで検索に引っ掛かります。
【追記2022/07/04:いずれのショップも取り扱いがない状態であることを確認しました。メルカリではたまに万年筆の出品を見かけます。】
雪椿の軸ならば万年筆にこだわらない、という方はボールペンという手もあるかもしれません。
雪椿の後継品「垂雪」
また、製造終了した雪椿に替わって発売されたのが「垂雪(しずりゆき)」です。
透明感のある白軸はそのままに、赤ラメが銀ラメに変更されました。
▼こちらの1枚目の画像がわかりやすかったです。
【🎉オンラインストア新商品掲載情報🎉】
— 【公式】石丸文行堂 (@140_ishimaru) 2021年10月18日
セーラー万年筆 SHIKIORI 四季織 雪月空葉 垂雪(しずりゆき)https://t.co/h5mFdAVx4Z
やさしい光に照らされ、結晶がさりげなく輝くような、繊細な雪のきらめきを表現しています。(み) pic.twitter.com/exS4Huf62K
銀色のラメがダイヤモンドダストのようで、雪感が増してます。
名月に使われている金色のラメと対比が効くのも良いですね。
忘年筆
万年筆界隈では、1年の最後に購入した万年筆を「忘年筆」と呼ぶそうです。
私は雪椿が忘年筆になるな、と思っていたところ…。
…なりませんでした。もう1本購入してしまいました。
ただ手元に届くのは年明けなので、正確には雪椿が忘年筆かもしれません!
新年楽しみです。
▼そして届きました